ブログトップ

モノログエ

sarashi.exblog.jp

いろいろ独白。モノローグ(Monologue)

生死を分けた扉

福知山線の事故から4年ですか。
当時、事故列車に乗り合わせていた女性のブログを読んだことがあります。報道では伝わらない話に気が引けてしまい、リンクやトラックバックすることもできず、ずっと心の中に閉まってました。
あれから4年経ち、当のブログがなくなってしまいました。リンクもTBもできませんでしたが、あのブログは記録に残す価値があったと思うので、とても残念です。事故の当事者でない人にとっても、教訓になると思うので、記憶の糸を手繰って書いてみます。

***

ブロガーさんは、事故が起きる前の駅から乗車したそうです。3両目の1番前の扉から入ると、車内は座席が埋まるくらいの混雑。2両目と3両目をつないでいる扉が開いていて、ブロガーさんは何の気なしにその扉を閉め、扉に寄りかかって本を読んでいたのだとか。

そして事故が起こります。

急ブレーキがかかり、乗客は重力に逆らえず前方へ飛ばされてきます。
ブロガーさんが気がつくと、たくさんの乗客を背負う体勢で、2・3両目の間の扉に押し付けられていました。
扉の向こうには、なぜか本来あるはずの2両目がなく、外が広がるばかり。ブロガーさんが扉を押すと、いとも簡単に外れ、線路に投げ出されました。

1両目と2両目はどこに?

助かった乗客たちが続々と外に出てきて呆然としていると、一報を聞いたJRの職員が駆けつけました。混乱している乗客たちを野次馬と勘違いしたのか「こんな所に入るな。外へ出ろ」などと怒鳴る職員もいたそうで。
真っ先に救助にあたってくれたのは、JR職員が「野次馬」と認識した乗客や近所の人たちだったのに…

***

うろ覚えなので、私の勘違いもあるかもしれませんが、大体こんな話でした。

ご存知の通り、1・2両目は線路脇のマンションに激突し、死傷者のほとんどがこの車両に乗り合わせた乗客たちでした。

ここでブロガーさんの話を思い出してみましょう。
前の駅まで2・3両目の間にある扉は開いていました。ブロガーさんがこの扉を閉めていなければ…

3両目の乗客の何人かは、車両を超えて2両目になだれ込み、犠牲者が増えていたに違いありません。背筋の寒くなる話です。

この話を知って以来、車両間の扉は必ず閉めたくなる私(苦笑)
ブロガーさんの何気ない行動は、結果的に何人もの命を救ったことになるのですから。

でも最近の新型車両は、車両間の扉自体がなくなってしまいました。アレ、通り抜ける時に邪魔だとは思いますが、安全弁でもあることを忘れてはいけないと思うのです(まじめ)

Excite エキサイト : 社会ニュース
[PR]
by shinnokotowari | 2009-04-25 14:06 | ニュース・時事 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://sarashi.exblog.jp/tb/10797090
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

by shinnokotowari